稲城観光まちづくり「ツアー実施に向けて」(2019.11)

観光マーケティングを研究する鮫島卓ゼミの4年生は、稲城市観光協会の学生事業部として観光まちづくり活動を行っています。観光協会主催で2020年3月に学生企画のまち歩きツアー実施に向けて準備を進めています。

2019年7月には、稲城市役所職員・稲城市観光協会職員および市民の方々をお招きして、教職員・学生を対象にした稲城観光に関する意識調査結果と観光まちづくりの提案について研究発表を行いました。教職員・学生の6割以上が稲城の観光スポットを未訪問であること、稲城に対するイメージがないことなどの課題が挙げられ、その課題解決案として「稲城らしさ」を表現するブランディングとそれを浸透させるためのまち歩きツアーの実施を提案しました。

ゼミでの議論の結果、稲城らしさを表現するブランディングの対象として、現在の首都圏では失われつつある「古寺古社」「里山」に光をあてることにしました。10月からは、稲城の観光資源発掘のためのフィールドワークを行っています。

室町時代開山の由緒ある古刹「妙覚寺」では、お寺の方にインタビューを行い、多摩川三十三ヶ所観音霊場のひとつであること、梅や紫陽花の名所であることなどがわかりました。一方で、梅林が周辺の開発や手入れの大変さから年々縮小しているという課題が浮き彫りになり、ツアーで取り上げて梅林の素晴らしさを伝えていくことで、課題解決につながる可能性があることもわかりました。

里山のイメージを形成するために、ツアーでは古民家カフェの活用を検討することになりました。稲城らしいスイーツを旅行者に提供するために、古民家カフェ「いな暮らし」のオーナーさんと打ち合わせを行いました。季節の果物と稲城産はちみつを使ったスイーツを、地元産の陶器「稲城焼」の器で提供することなどを協議しました。

また、11月には稲城観光ボランティア案内人によるまち歩きツアーに学生がスタッフとして参加して、ツアー運営の模擬体験として注意点などを確認しました。旅行者と直接対話することで、旅行者の参加動機・利用媒体・改善点などが明らかになり、今後のツアー運営に役立つ貴重な情報を得ることができました。


普段見過ごしていることも、地域の方々とつながることで様々な発見があります。観光まちづくりとは、埋もれていた地域資源に光をあてて、新たな視点でデザインしていくことによって、観光客の満足度と地域住民のシビックプライドを醸成していくものです。3月のツアー実施に向けて、旅程運営や広告宣伝の検討など進めていきます。今後の活動にぜひご期待ください。


↑ ツアー募集のフライヤー

 ↑ ツアーの募集告知① 地域情報紙「MYTOWN」2020年1月15日掲載


↑ ツアーの募集告知②  『 広報たまちいき』2月1日掲載


※このツアーは、稲城市観光協会主催ツアーとして募集し、20名の集客があり催行予定でしたが、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、催行中止となりました。

SAMETAKU-LAB 鮫島卓観光デザイン研究室

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