(2019.2.18)ツーリスト・インフォメーションセンター活動レポート

 鮫島ゼミ3年生の森春菜さんがアルバイトとして活躍しているH.I.S.原宿ツーリスト・インフォメーションセンターを訪問してきました。H.I.S.原宿ツーリスト・インフォメーションセンターは、原宿・竹下通り近くに2015年に開設された訪日外国人向けの観光案内所です。原宿は、竹下通り、明治神宮など訪日外国人の観光スポットとして多くの人で賑わっているエリアです。 私が訪れた時も原宿駅竹下口は多くの人で大変な賑わいです。

H.I.S.原宿ツーリスト・インフォメーションセンターは、原宿駅竹下口から徒歩20秒ほどの場所にあります。入口はこんな感じ。

中に入ると、休憩コーナーのほか、周辺マップ、周辺のレストランや観光情報が展示されています。その他、WiFiルーターやSIMの販売、ATMなどもあります。着物レンタルなどもやっているそうです。

最近はムスリムの訪問者も多いそうで、祈祷室まで用意されていました。ここで礼拝をおこなう観光客もいるそうです。

森春菜さんにインタビューをしてみました。

「どの国から来ている外国人が多い?」

―やはり中国ですね。あと台湾、香港、タイ人も多いです。欧米人も来ますし、本当に多様な国の人が日本に来ていることを実感できます。今日はだいたい50名くらいが訪問されましたが、週末など多いときは300名を超える場合もあります。

「どんな質問が多い?」

―荷物を預けたいという依頼は多いです。原宿駅にはコインロッカーがないためスーツケースなどここで預けて身軽な状態で観光に向かう方が多いです。JRの駅とも連携して紹介頂くように連携しています。もちろん外国人だけではなく、日本人も利用される方が多いです。あとは、ムスリム(イスラム教徒)の方は、豚肉やアルコ―ルが宗教上、禁止されているのでハラール対応のレストランを紹介してほしいと言われることもあります。言われてから探すのではなく、多い質問に対しては予め案内できるレストラン情報を準備しておくことも大切ですね。

「ツアーの販売もしているでのですね。どんなツアーが人気ですか?」

―富士山・箱根を巡る日帰りツアーが人気です。空席があれば前日でも申し込み可能です。原宿周辺では、やはり明治神宮やアニマルカフェは人気です。カワウソ・ハリネズミカフェは特に人気です。
「原宿の観光スポットのおすすめを訊かれたら?」

―そうですね、明治神宮は有名ですが、東郷神社をお勧めすることも考えています。明治神宮ほどではないけど竹下通りからすぐ近くにあるし、静かな雰囲気で意外ないいスポットとしてお勧めすることもあります。

「やりがいは何ですか?」

ー外国人の方に一生懸命伝えて案内をした後に「ありがとう」って言ってもらえた時ですね。

「大変なこと、苦労していることは何?」

―まずは英語など外国語ですね。訪問する外国人は英語を話す人とは限りません。私以外に台湾人、ドイツ人のスタッフもいるので周りのスタッフと協力して応対できるようにしています。日本にいて生の英語を使える良い機会なので勉強にもなります。あとは、ツアーの申込時に名前・日付・ツアー内容などを間違えないように手配することです。ミスをしてしまうとせっかくのお客様の旅行が台無しになるので、細心の注意を払っています。

 ↑ 左側が森さん、右隣は先輩社員で台湾出身の林(LIN)さん


 今回、ツーリスト・インフォメーションセンターに30分ほど滞在して観察していましたが、ひっきりなしに外国人が来店していました。森さんの接客を見ていて、まさにインバウンドの最前線でとてもいい経験をしているなと思いました。旅行者は、建物や料理だけでなく、人の応対でその国の印象を強く持つことが分かっています。その意味では、森さんの応対が外国人の日本の印象を決めている責任ある仕事であるとも言えます。

 2018年は訪日外国人が3000万人を初めて超え、来年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピックです。世界の多くの人々が国境を越えて移動する大交流時代において、外国人との出会いは海外ではなく日本国内で起こることを意味します。これまで観光は観光産業など特定の人々だけが関わる者でしたが、大交流時代には普通の日常になかで外国人と出会う機会が増えていくでしょう。インバウンドの対応と言えば外国語の習得が叫ばれることが多いですが、それよりも人として共感できる感性・人間性こそ問われるのではないでしょうか。

(以上)

SAMETAKU-LAB 鮫島卓観光デザイン研究室

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