あなたの服やバックはどこの誰がつくったモノですか?

今日は前職からお世話になってるマザーハウスの稲葉さんに授業に来てもらいました。

マザーハウスは「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をコンセプトに、バングラデシュでバック、ネパールでストール、インドネシアやスリランカでジュエリー生産を行っており、生産者や職人たちに光をあてて、生活改善をも企業の役割に掲げている会社です。

モノを購入する時の基準が変わると、多くの学生がコメントしてくれました。消費は欲求を満たすだけでなく、供給者を支持する投票行為である側面があることをわかってもらえたのではないかなと思います。

ヒトだけでなく、モノも作り手の想いを乗せて旅をする。その発想から生産現場を訪ね、作り手と交流するスタディツアーを始めたことを思い出しました。実はこの発想の原点を思い起こすと、25年前大学時代に読んだ『エビと日本人』、そして実際に訪れた環境破壊するエビ養殖場。和食の鉄板のエビが実は9割輸入で、環境破壊を輸出していた側面に気づき、その源流を追った時の衝撃が原体験です。世界の不条理は見た目だけでは理解できないことを知る経験にもなりました。


インスタ映えもきっかけとしてはいいけど、ワンショット消費みたいに、うわべだけしか見えずに背景や生産者に思いを馳せる想像力がない消費は固定観念しか生まれません。

しばしば人は見てから定義しないで、定義してから見る。だからバイアスは起るけど、ツーリズムは固定観念や先入観を超える役割があると思います。
(以上)

SAMETAKU-LAB 鮫島卓観光デザイン研究室

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