さめたくゼミとは

駒沢女子大学 観光文化学類 さめたくゼミへようこそ!

このサイトではこれからゼミを選択しようとする2年生を対象に、ゼミ選択の参考になるように「さめたくゼミ」の情報をお伝えします。


ページの目的

このページの目的は、受講生と教員のミスマッチを防ぐことです。内容をよく読んで、自分の希望に合っているか確かめた上で応募してください。


ゼミのテーマと内容

ゼミのテーマは「観光の可能性を探究する」です。

観光は単なる遊び・娯楽を超えた可能性に満ちたものです。教員は、単に観光客を増やし経済的側面だけを評価するような観光を望んでいません。観光のための観光も望んでいません。人々によって、地域社会にとって、地球にとってより良い観光とは何かを探究しています。観光者、観光産業、地域社会が長い時間軸でバランスよく発展し、かつ地球環境や地域文化が豊かな状態で創造・保全されていく観光のあり方を探究しています。観光が社会をより良くする道具であるために何が必要なのか、皆さんの共に考えていきたいと思います。

【本ゼミ】
授業で行うゼミを「本ゼミ」と呼びます。基本的には、文献購読・輪読や調査方法を学びながら、自分の関心のある研究テーマを見つけてゼミ論(8000字以上)を仕上げていくことを目標にします。4年生の後期には、ゼミ全体でツアー企画をして学年全体で合同発表会を行います。そのほか、授業で学んだ観光マーケティングの知識を活かした実践の場として、稲城市観光協会の観光まちづくり活動も行います。ゼミの実践的な活動を通じて学生自らゼロから何かを生み出す経験をすることで、自信をつけてほしいと考えています。


【サブゼミ】
サブゼミとは、授業で学んだ知識を実践することを目的とした有志の学生による観光研究サークル活動です。テーマは毎年変わりますが、夏休みや春休みに自分たちで企画したスタディツアーを実施します。実際に観光地や地域(時には海外)を訪れて、先進事例を学び、調査を行い、企画提案をするなど、助言を受けながら学生主体で企画して旅行を実際に行います。サブゼミをゼミ論の研究テーマにつなげてもよいでしょう。


ゼミの運営

最初に言っておきたいのは、さめたくゼミは「厳しいゼミ」です。その厳しさは、皆さんが30歳になったときにこれをやってよかったと思える、自分を成長させるハードルだと認識してください。厳しい理由は4つあります。

1つは、反転授業の授業運営であることです。授業を試合本番として考え、議論や発表の機会としています。授業は、講義形式で知識を伝達することはしない反転授業です。従って、知識を得る練習の時間は授業外で各自で行うことになります。授業外で知識を得るためのテキスト・動画・資料を用意しますので、予習が必要になることを覚悟してください。


2つ目は、推敲(すいこう)を大切にしていることです。レジュメ、レポート、プレゼン資料、ゼミ論、パンフレットなど皆さんはたくさんの制作課題が与えられ、そして発表会やWEBサイトを通じて公開されます。常に「他人に読まれることを前提に書く」ことが求められます。そのため、一発合格は決してありません。推敲とは、よくしようと何度も考え、作り直して、苦心することです。この推敲作業を非常に重視します。推敲は教員がするのではなく、学生同士で推敲します。自分のつくったものを他人の目にさらすことは、はじめは嫌なことかもしれませんが、そのうちに慣れてきます。謙虚に学び続ける姿勢は大切なことです。失敗を成功の糧にする姿勢を身につけることができれば、きっとあなたは一生涯、学び続けられる人になるでしょう。


3つ目は、授業で全員が1回以上発言を求められることです。授業中に発言をしないことは出席したとみなしません。誰かがやってくれるとういう受動的な姿勢の学生は求めていません。環境をつくるのはそこに参加している人間です。ゼミが良くなるのも、悪くなるのも参加しているあなた自身の行動が影響を与えているという認識を持ってください。


4つ目は、休日・夏休み・春休みも行事があります。特に稲城市観光協会との観光まちづくり活動では、土日に取材やフィールドワークがある場合があります。また、3・4年生合同の懇親イベントなども授業以外の活動としてあります。



ゼミを選択する前に

ゼミは進路や就活とあまり関係ありません。ゼミは特定の職業訓練の場ではありません。自ら関心のあるテーマを探して研究をしてゼミ論文を書き上げること、ツアープランニグ、稲城の観光マーケティング活動を行います。なぜゼミで論文を書くのかと言えば、論理的思考力を高めるためです。論理的思考とは、根拠を示して相手を説得する能力のことです。また観光まちづくりやツアー企画においては社会人とのアポイント、取材、編集、制作を行う過程で、ビジネスマナー、行動力、協調性など就活はもちろん社会人になっても必要な社会人基礎力を身につける機会にはなるでしょう。ゼミを選ぶ基準は、各先生の学問としての専門分野や授業内容にするのが良いでしょう。


一口に観光を学ぶゼミと言っても、僕はおもてなしやホスピタリティは教えることはできません。専門が経営学やマーケティングですので、職種でいえばば商品企画・開発・管理職・経営者などを目指す人には合致すると思います。


また、進路に関して各業界知識を学ぶのであれば「航空空港実務論」「宿泊業実務論」「エンターテイメント実務論」など各実務論を担当している先生方から指導を受けたり、相談するのが良いです。但し、僕は過去の旅行業・テーマパーク・DMO・開発コンサルタントとしての実務経験からの進路指導や助言は可能ですが、これはゼミ生に限らず希望するすべての学生に対応します。従って、進路指導はゼミ生のみに行うわけではありません。



こんな学生を求めています 

Stay Hungry!   

僕は、これまでの成績はあまり気にしていません。人間は誰でもその気になれば変われると信じているからです。大学で学ぶことが終わるわけではありません。好奇心や探究心を持てば、何歳になっても人生をやり直すことができます。自分の心を変えるのは自分しかいません。やりたいことは、どこからか降って湧いてくるものではなく、きっかけを待っていても訪れません。それは、探すために行動できる者にしか与えられません。現状に満足せず挑戦し、常にベストをつくすことを求める学生を求めます。「それが本当にやりたいことなのか?」を常に問いながら、諦めずに挑戦してほしいと思います。


旅をしよう!

旅をしよう。世界中を旅した僕自身も、旅から多くのことを学びました。中でも、ひとり旅は、自分の意思で物事を実現していく人生を歩く訓練になります。人生は思ったより短いものです。どんな人も必ず死をいずれ迎えます。その意味で、命とは死ぬまでの限られた時間です。大切なことは何か、じっくりと自分自身と向き合うのに特にひとり旅は最高のツールです。旅をしてもっと世界を楽しもう!


《推薦図書》

授業で取り上げますが、ぜひ自主的に読んでください。

前田勇編『新現代観光総論』学文社

 ⇒ 観光学の入門書です。これを理解してからゼミに挑んでください。

山中速人『ハワイ』岩波新書
 ⇒ 「楽園ハワイ」を批判的・多様な視点で学び、観光の本質を考える。

外山 滋比古『思考の整理学』ちくま文庫

 ⇒ 物事の考え方を学び、論文を進めるのに役立つ。

また、4年の最後に「ゼミ論」を提出します。自分の好きなテーマに関する研究論文または新規事業計画(8000字以上)を書き上げます。これは大学での学びの集大成です。では大学での学びとは何か。『「見る」と「観る」の違いを知る~研究する「まなざし」を参考に、大学での学びとは何かを考えるきっかけにしてください。